ズボラ番長が行く

丁寧な暮らしを送りたいのにぐーたらしちゃう主婦の日々

名古屋・栄の丸栄百貨店がまもなく閉店! レトロな建物を眺めて昭和を感じてみよう。

★押忍★ズボラ番長です。全国的に梅雨入りしましたね。お出かけには向かない時期ですが、今日は番長が一押し、名古屋・栄の旬スポットを紹介します。

 

それは、「丸栄百貨店」です。創業400年の老舗百貨店が6月30日(土)をもってその長い歴史に幕を下します。名古屋地区にある百貨店のことを名前の頭文字をとって地元では「4M1T」と呼んでいます。名鉄三越松坂屋そして丸栄で4M、高島屋の1Tです。来月から3Mです。平成のはじめに人気を集めた女性タレント、宮沢りえ牧瀬里穂観月ありさの頭文字をとって「3M」と呼ばれていたのと同じです。

あ、話それた。その昔、いわゆる団塊世代が就職するころは丸栄百貨店で働くことはステータスだったそうで、番長の父親世代にとって花形職業といわれていたそうです。今はどの百貨店も経営難の一途をたどっているかと思います。物流のあり方、人の価値観や文化の変化に対応できなければ、いくら古き良きものも時代の産物になってしまいますね。

あと2週間ちょっとで閉店を迎えますが、名古屋地区の皆さん、ぜひ最後に「丸栄百貨店の建物」を眺めるだけで良いからお出かけしてみませんか。実に歴史的価値の高い建物なんです。先日、番長もその姿を目に焼き付けてきました。

現存する本館の建物は、1953年に建築家の村野藤吾が手掛けたもの。モダンな雰囲気が当時では目新しかったことでしょう。番長、名古屋歴が長いけれど外観がモザイクタイルの壁画になっていることを初めて知りました。

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丸栄百貨店本館西側のタイル壁画。モダンかつレトロな雰囲気満点

また、1階のエレベーターは画家の東郷青児の絵画が扉全面にあしらわれています。

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存在そのものが芸術品。1階エレベーターの扉

普段エレベーターに近づいていると扉の姿などみないもの。この絵は引きで見ないとわからないよね。また1階や地下は大理石で作らていて、贅をつくしいるし趣が感じられます。建物全体がレトロ感と秀逸さに満ちています。

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街を歩いていると、ついついスマホ見たり(ホントはダメよ)、目的地に向かってまっしぐらで建物をまじまじと見るることって、ないですよね?今はがっつり梅雨ですが、名古屋地区の人にはぜひ丸栄百貨店に足を運んでいただきたい(大事なことは2回言うよ)。ほかの地域の人もたまには視線を上にやって、建物や空を眺めてみるのもお勧めですよ。

★押忍★