ズボラ番長が行く

丁寧な暮らしを送りたいのにぐーたらしちゃう主婦の日々

イ・ビョンホン主演映画「それだけが、僕の世界」のレビューを書いてみた。

★押忍★ズボラ番長です。私が住む愛知県は、毎日乾燥がひどい。

特に顔とすねがかゆすぎる。べとべとするのが嫌いな私でさえ、

今年はオイルやクリームが手放せません。

皆さまも、インフル、風邪にご注意を。

 

 

さてさて、先日今年初の映画鑑賞に出かけました。

作品は、「それだけが、僕の世界」。韓国映画です。

f:id:zubora-bancho:20190125153945j:plain

ムビチケって、使い終わったらしおりになるよね。

 

sorebokumovie.com

 

番長が韓国映画見たの、初めてですね。

テレビのインフォメーションで流れていて

一瞬で「見に行こう」と決めました。

 

 

理由は、自分でもよく分かりません。

でも、不覚にも泣いてしまった。。。

あっという間に終わった2時間でした。

 

ざっくりあらすじをお伝えしますと…

※ここからはネタバレありなので、NGの方はスルーを!!

 

 

かつてチャンピョンを経験しているプロボクサーのジョハは、

年齢とともに落ちぶれて、その日ぐらしをする毎日だったが、

ある日、17年前に自分を捨てた母・インスクと偶然に再会。

それまで完全に見捨てられたと思っていた母から

一緒に暮らそうと提案され、住居と食事が確保できるとあり、

いやいやながらもジョハは同居を決めます。

 

 

するとその家には、生まれて初めて会う

サヴァンン症候群の弟・ジンテが…。

 

 

母の介助なしでは生きられず、溺愛されて育ったジンテ。

その一方で母に捨てられ、DVの父の暴力に1人で耐えたジョハ。

 

 

母を恨みながらも恨み切れないジョハは、

早いうちに金を作り、その内に家を出ようと日々を過ごします。

 

 

一方の弟は、不自由な身体で常にスマホゲームがないと

生きていけないものの、テレビゲームの腕前は

何をやらせても最強。それだけでなく、一度聴いた音を

すぐにピアノで弾けるという天才的な音感と才能を持っていました。

 

 

そんなある日、母が仕事のために1ヶ月近く家を空けるとことに…。

かねてからジンテのピアノの才能を感じていた母は、

自分が留守の間に開かれるピアノコンクールに

ジンテを出場させたいとジョハに懇願。

ジョハは当面の生活費と賞金につられ承諾するが…。

 

 

その後この兄弟や母、彼らを巻き込む人々の

運命が予想しない方向へと突き進んでいく…という内容です。

(長々と失礼)

 

 

主人公のイ・ビョンホン

弟のジンテを演じるパク・ジョンミン

母親役を演じるジュ・インスク、

この3人の演技力が非常に高い!!!

 

 

母に対する複雑な思いを抱きつつも、

弟と母を心から嫌悪しているわけではない。

やさぐれていた兄がいつの間にか

家族を守ろうとする生きざまは、

ベテランのイ・ビョンホンだから成せる演技でしたし

 

 

番長が目を奪われたのは、弟・ジンテが

ピアノで名曲の数々を弾くシーンです。

サヴァン症候群であるにもかかわらず、

ピアノの優れた才能を持つという難しい役どころでしたが

パク・ジョンミンは撮影前から3ヶ月間、

ピアノの猛特訓を受けて代役なしで演奏しているのです!

 

 

また、サヴァン症候群の人の独特の手のしぐさや

視線、話し方、動き方も徹底的に自分の物として

自らに叩き込んで役に挑む姿に感動しました。

 

 

物語の前半は、登場人物に起こる出来事や心の葛藤が

丁寧に描かれていましたが、

弟の音楽の才能に兄が気づいたシーン辺りから

ものすごく展開が早くなっていって

まるで韓流ドラマを見ているようでした。

 

 

韓国の格差社会、母の病気、

弟がピアニストとしていきなりの飛躍し出したり…。

 

 

ま、時間がないのは分かるけど(笑)

もう少し均等なペース配分はなかったものかと

やや残念に思いましたね。

 

 

でも、3人のいびつな家族関係が

兄弟として、親子として、いつの間にか1つになっていく

様子に引きこまれたのは事実です。

 

 

あまりメジャーな映画館では上演されていない作品だから

上映終了の劇場も出てきているようですが、

名古屋市ですと

伏見ミリオン座

 なら、2月1日(金)まで上映しているようです。

f:id:zubora-bancho:20190126161853j:plain

伏見ミリオン座の廊下に貼られていた手作りPOPも見どころよ

※1月26日現在。延長などの情報は反映されませんのであしからず。

 

 

じんわり涙したい方には、ぜひおすすめです。

 

 

それでは、皆さん良い週末を!

★押忍★