★押忍★ズボラ番長です。今夜は満月です。
だからか、月に一度の生理がやってきて
終日激だる重でぐったり。
でも頭と目だけ冴えている不思議な1日です。
ブログのこよみを振り返っいたら
昨年2020年の今頃は、今日のように
パソコンが打てるような状況じゃない事を
思い出しました。
左手の親指の腹にできた1㎝大の腫瘍を
手術で切除していたのです。
あれから1年。私の指はどうなったでしょうか?
正直、元の状態のようには動けていません。
まだ爪の先に何かに触れるとしびれます。
しびれは日に日に弱くなっていますが
なくなってはいません。
このしびれが曲者で、
手術して分かったことですが親指って常に
何かに触れていたり、支えていたり
バランスをとっています。
(多分他の指もバランスとっているんだろうね)
この部分に力を入れづらくなるから
(入れるとしびれが強いor痛くなる)
キャップを回す、パッケージを割く、
新聞や雑誌といった薄い紙をめくる時
とても不便です。
(立ち読みする時、最後のページが一気に
めくれてイライラすることがしばしば)
術後3~4か月はパソコンのキーボードの
スペースキーも押せず、
他の指でカバーしていました。
物に触れる時も指を使うことを
無意識に避けるようになっていたので
左手全体の力のかけ方が変わり
筋を痛めてマッサージ師に親指の筋肉を
入念にほぐしてもらったこともあります。
(それは術後半年後かな)
術後半年、一年と主治医に経過を見せていますが
いつも「元には戻らないもんですね」と
つい愚痴がこぼれてしまいます。
そして手術前から最も変わったのが調理の時間。
包丁を使う時にいわゆる「猫の手」のように
添えることができないのです。
力がないから食材を支えられない、
おかげで千切りが太くなったし、時間もかかる。
バターの箱を開けるとか、
地味に時間がかかる事が増えたけれど
調理は時間との戦いだから、
どうにも手際が悪くなり、
モチベーションが下がったのは事実です。
そのおかげもあって、
「手を抜く」ことを覚えました。
ずばり、
「あらかじめ切れている物を使う」
これに尽きます。
術後、本当に助かっているのはこちら。
切れてるバター、
切れてるネギ、
切れてるキクラゲ。
特にバターは最初は
「雪印の切れてるバター」をわざわざ購入。
だけど切れているだけで値段が馬鹿にならず
困っていた所、
ニトリで切れてるバターボックスを見つけて
神かと思いました。
1年前は真面目にいちいち切っていた自分、
偉かったね(笑)
術後すぐは、トングやキッチンバサミが
役立つかと思って使いましたが
勝手が悪くて私には不向きでした。
(逆に時間がかかっていた)
術後1年で指の使い方は少し変化しましたが、
主治医曰く
「手術前のようにどんどん使って
指に痛みを覚えさせた方が良い」とのこと。
赤ちゃんが何が危険かを知るのと同じように
指も使ってあげないとさらに動かなくなる…
様なことを教えてくれました。
人間の体って賢いですね。
不自由になって気づく健康のありがたさ
便利な物を使えば難なく暮らせること
指の手術から1年で学ぶことができました。
というわけで、今日はこれにて。
皆さん、良い日曜を。
★押忍★