ズボラ番長が行く

丁寧な暮らしを送りたいのにぐーたらしちゃう主婦の日々

向田邦子没後40年、彼女のすごさをもう一度確かめる

★押忍★ズボラ番長です。本当は8月22日に

投稿したかったのですが、満月が過ぎてから

体調不良が続き、やっとお披露目です。

 

 

8月22日は向田邦子さんの命日でした。

今年で没後40年になることから

書店で関連本を見かけることが多く、

その中から現在こちらの1冊を読んでいます。

河出書房新社から出ているKAWADEムック

向田邦子 増補新版」です。

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先週出先で大雨をくらい、荷物とともに濡れたからヨレヨレ(泣)

向田さんを知る世代は

やはりアラフォーまでしょうか!?

 

 

随筆家で脚本家、小説家として

直木賞を受賞され、

戦後の出版、テレビ界で凄まじい

活躍を見せた女性です。

 

 

1981年に飛行機事故により

51歳で亡くなっても尚、

多くの作家・文化人らが彼女を憧れ続け

作品をはじめ、生き様を含めた

彼女の魅力は色あせる事はありません。

 

 

かくいう私も向田さんに惹かれ

前出の本を読んではいるのですが…

 

 

私、恥を忍んでお話ししますが

ライターですが本が読めないんです。

 

 

いや、文字は読めるよ(笑)。

ただ興味を持って買うのはいいが

読破できないのが長年の悩みです

(特に小説が…)。

飽きるのが早い、もしくは

読解力が乏しいのです。

 

 

何冊か彼女の本を持っていて

きっと実家に眠っているのですが

内容も覚えていないくらい記憶の彼方に

葬られています。

 

 

 

「今回は途中で投げ出したくない」と

単調ではない内容に惹かれてこれを選んだ。

そのリベンジが、またもや失速しそう…。

 

 

この本は、向田さんの作品

「手袋をさがす」「父の詫び状」を

角田光代さん、小池真理子さんが

オマージュとして新たなエッセイを

したためていたり

単行本未収録の発掘エッセイや

直筆原稿や愛用品の写真、

在り日の姿を収めた数々の写真などが

掲載されています。

(2013年刊行の増強版だそうです)

 

 

まだまだゴールは先になりそうですが、

彼女の凄さに憧れ続けてしまうのは

ライターとして頑張っていきたいとあがく

私の小さいプライドなのだと思います。

 

 

私は生前の向田さんを知らず、

ファミリードラマの典型を作った

寺内貫太郎一家」も本放送は

見ることなく育ちました。

 

 

大人になり、初めてコピーライターとして

働いた事務所で当時の先輩と一緒に

阿修羅のごとく」の再放送を見て

衝撃を受けたのがきっかけでした。

 

 

加藤治子さん、八千草薫さん、

いしだあゆみさん、風吹ジュンさんの

四姉妹が、それぞれ抱く静かなようでいて

ひそかに激しさと繊細さが入り乱れる

描写はこれまで見たことのない

ドラマだったと鮮烈に覚えています。

 

 

人間らしい人間を表現させたら

今でも向田さんの右に出る者はいない。

そしてどの登場人物にも品性が宿っている。

そこが唯一無二の存在感だと思います。

 

 

読破したこともないのに、偉そうなことを

つらつら書きました。

本当に好きな方がもしこれを読んでいたら

超恥ずかしいし、謝らなくてはなりません。

 

 

読書の秋も近づく時期ですし、

コロナで外出に気を遣うくらいなら

向田邦子の世界にどっぷり浸ってみては

いかがでしょうか。

生きていたら90歳過ぎてるのか~。

やっぱりすごいな。

 

 

というわけで、ようやく書けました(笑)

今日はこれにて。

★押忍★