★押忍★ズボラ番長です。10月に入り、
私の住む地域では緊急事態宣言が明け、
久しぶりに外出したい気分になりました。
私にはどうしても行きたい場所があり、
向かった先は、名古屋の中心部・久屋大通。
このエリアの顔として長年親しまれてきた
商業施設・ANNEX(アネックス)がついに
今週末10月17日(日)に閉館されるのです。
閉館前にじっくり見たくて
晴れの日を狙って行ってきました。
1986年の開業以来、東急ハンズを中心に
たくさんのショップが入っていたビル。
開業からあるのは、1階のお茶屋さんと
ハンズだけかも…。
最後まで営業していたのは、ハンズに加え
無印良品、ハンドメイドのビーズやアクセの店、
スポーツ店やカフェくらいかな～。
少し前までPLAZAや銀座アスターがあったけれど
いつの間にか姿を消していた…
(最後にアスターからの眺めを楽しみたかった～)
地下街のセントラルパークから直結している
入口には、コロナ前はたくさんベンチがあって
何度もぼーっとさせてもらったなぁ。
私の人生の中でこのビルはちょいちょい
お世話になっていて、
勝手に思い入れがあるのです。
開業したばかりの1986年、
当時田舎に住んでいた私は
母の友人にここへ連れてきてもらった。
アイドル雑誌の「近代映画」で
おニャン子の誰かが
「東急ハンズで買った〇〇です！」
と話していて、ミーハー娘はただただ
行きたくてたまらなかったのだ。
雑誌の中に存在していた東急ハンズに
初めて足を踏み入れ、
雑貨といえばサンリオショップぐらい
しか知らなかった子どもは
ファンシーなものがほとんどなく
本物を知る大人が好みそうな
文具や雑貨が置いてあって、
少々がっかりしたような…。
でも、縄跳びのような素材の中に
鉛筆の芯が入って、グンと長くて
自由に曲がる鉛筆を買ってもらった。
(当たり前だが、使うには不便で
活躍することはなかった)
しかもビルの地下にはハーゲンダッツの
レディーボーデンのアイスしか知らない
私にとっては仰天のおいしさだった。
なんと滑らかな舌触りと大人の味！
曲がる鉛筆とハーゲンダッツの記憶が
とにかく強烈に残っている。
その後お世話になったのは、
ずいぶん大人になってから。
独身時代は仕事に疲れたら
上の階の銀座アスターに行き、
名古屋の街をボーっと眺めるのが
一番のリラックスだった。
それは、結婚してからも同じで
切り替えたい時、デトックスしたい時
そして婦人科のクリニックに通っていた
時期はひとりランチを楽しんでいた。
4年前は、この辺で事務パートしてたし、
ちょうどこのブログを始めた頃、
洋食店でバイトしていた時は
店が近くにあったので仕事終わりに
休憩によく訪れた。
その頃はPMS対策として愛用していた
ナチュラムーンのオーガニックコットンの
ナプキンを買うのがお決まりで…。
買い物終わりに2階の角のカフェで
これまたボーっとする時間が好きだった。
とにかくアネックスは私にとって
落ち着ける場所だった。
数少ない私の居場所がなくなるのは
本当に悲しい。
時代とともに人の流れや経済や
消費動向も変化した。
閉館はもちろん悲しいけれど、
街が変化する期待感を込めて
さようならを伝えたい。
ありがとう、アネックス。
今日は、これにて。
皆さん、よい週末を！
★押忍★
