★押忍★ズボラ番長です。春の気圧の乱高下に
絶賛、振り回されまくっています。
不調でないときに出かけないと
春を堪能できないと思い、
名古屋・伏見の名古屋市美術館で
4月10日(日)まで開催中の
「ゴッホ展」を見に行けました。
(行きましたではなく、行けました)
日時指定予約制を設けているので
ゆったり鑑賞できると思っていましたが
会期終わりとあって
すごい人。完全に舐めてました。
まん防明けの晴天&春休み、
美術館のある白川公園では、
木下大サーカスが開かれていて
混んでたー
春の陽気に誘われて
大声で叫びながら自転車こいでる
変なおじさんもいて
ある意味「春」を感じました
さて本題。
私はゴッホが結構好きで
波乱に満ちた人生と
飛びぬけた人となりを知って以来
目が離せなくなりました。
今回の展覧会の見どころは
16年ぶりに来日した最後の傑作
<糸杉>ですが、
私はそれよりも
晩年療養院に入っていた時に
その庭を描いた
<サン=レミの療養院の庭>に
心惹かれました。
色使いや油絵の立体感に
悲しみやら生きる衝動やらを
勝手に感じ取ってしまいました。
展示数も来場者も本当に多く、
皆、作品の前からほとんど動かない。
そしてマスクをしているので息苦しく
山場を迎えるころには
酸欠状態でした。
本当は<種をまく人>を
もっとじっくり見たかった~
ゴッホの短い画家人生で
「同じ人が描いたのか!?」と思うほど
作風が時の流れによって違うところも
スゴさであり、人を惹き付ける魅力ですが
明るさ(太陽)を求めた描いた作品は
狂気ともとれるような黄色やオレンジの
使い方に目を奪われました。
ネタばれになりますが、
展示のクライマックスに
<糸杉>があるのですが、
運良くド正面で見ることができて
感動しました。
感動の余韻に浸っていたら
いわゆる「老害」に出くわしてしまい
台無しに…
出口からおじいちゃんが
再入場してきて、学芸員さんが
当然止めようと声を掛けました。
その一連のやりとりがこちら。
学)すいません、一度退場された方は
入れません
老)もう一度みておきたいからさ、
学)パネルにも出口を抜けると
再入場できないと書いてあります
老)でも「ここで終わりと
書いてはいないだろ、終わりと書けよ」
ENDとか書いとけよ、このアホ!
学)アホですか~(相当動揺)
老)そうだよ、アホ!
そう吐き捨てて翁は
観覧する人の中へ消えましたとさ
この翁、身なりはとてもきちんと
していました。コロナのせいか、
何なのか自分の思う通りにならないと
イライラするのはわかるけど
公衆の面前でアホはないよ。
ゴッホもがっかりしてるぜ~
後味の悪さの反動で
展示会オリジナルグッズを
予想以上に買ってしまいました。
それも春の思い出
ということにしておきます。
皆さんにも共有してしまって
すいません。
でも未だに忘れられない。
作品より衝撃的だったかも。
この週末もそのような事態が
起きることなく
会期が無事終わりますように。
それでは、今日はこれにて。
良い週末を。